提供価値の分析 -Value Pyramid-
世界的なコンサルティングファームである、ベイン・アンド・カンパニーから、Value Pyramidというフレームワークが発表されています。
■Value Pyramid
Value Pyramidでは、下の価値から、FUNCTIONAL(機能的)、EMOTIONAL(感情的)、LIFE CHANGING(人生を変えるようなもの)、SOCIAL IMPACT(社会的インパクトを与えるようなもの)としています。
このValue Pyramidはマズローの欲求段階説を拡張したものです。
様々な製品・サービスは、このValue Pyramidの中の価値を組み合わせて提供しています。スマートフォンであれば、Organizes(整理:様々なアプリをスマートフォン一台で実現), Connects(つながり:SNSなどを通してつながる)等、他にも様々な価値を提供してくれます。
現在ではAIやIoTの時代になり、下の階層であるFUNCTIONALは機械によって最適化・自動化がされつつあります。
さらには、AI・IoTによって感情理解も進んでいるため、EMOTIONALの部分も機械によって価値提供が実現されつつあります。
例
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今回のValue Pyramidは新しいアイデアを提供するときのヒントになりそうです。このアイデアは、FUNCTIONALではこの価値を提供していて、EMOTIONALではこの価値を提供している、といったように、提供価値の組み合わせによる価値創造や、抜け漏れの確認などができます。
これからもValue Pyramidを活かせそうです。