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デジタル時代の価値最大化社会

■走りながら全体像を描く

今まで書いてきた記事の中では、具体的な事象について書いてきましたが、最近ようやく自分がどんな未来予想図を描いていて、本質的に何を実現したいのかが、おぼろげながらわかってきました。

 

これからは、まず自分が潜在的に考えている、ビジネス全体概要を絵に落とした上で、その中の個別具体的な内容を記事として書いていきたいと思います。

 

今後、具体的な内容を書いていく中で、自分の中で気づきや修正点があった時は、もともと描いていた全体像をアップデートしていきます。(これがブログの良い所)

 

■デジタル時代の価値最大化社会

これから先、世界がどのように変わっていくかなんて、誰にも分かりません。
ただ、分かるのは「これまでに人がどのような行動をしてきて、そのためにどんな資源を活用してきたか」です。

 

そこで考えたことは、ビジネスにおける全ての物事は、
人間中心アプローチ」と「資源中心アプローチ」で語れるのではなかろうか、ということです。

 

先に、今考えているビジネス全体像を以下に示します。
(なお、現段階のビジネス全体像は仮版でまだまだダサいと思っているので、これからアップデートしていきます。)

 

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図の左側に人間中心アプローチ、右側に資源中心アプローチを設定しています。

 

・人間中心アプローチ

このアプローチは、ヒトの欲望から始まり、そこから対象商品・サービスの検索・発見、意思決定、契約等を経て最後に使用・体験につながります。これらのフェーズがうまく進むと、顧客体験価値が上昇していく様子を描いています。ここで、今後の記事で詳しく書きたいのが「信頼」の重要性です。ヒトの欲望があったとしても、その欲望を満たしてくれる製品・サービスが信頼できないものであれば、その製品・サービスは購入されることはありません。それほどまでに信頼は重要です。


・資源中心アプローチ

このアプローチでは、ヒト・モノ・カネ・情報の「資源」から始まり、それらを加工・組み合わせて、商品・サービスへとつなげ、事業化、マーケティングを経てユーザーに届きます。これらのフェーズがうまく進むと、提供価値を高めることができます。

 

現代社会では、限られた資源の中で顧客体験価値と提供価値を最大化することが社会的使命だと感じています。個人的には、このような限定された条件でいかに価値を最大化するか、という問題には非常に興味があります。デジタルの時代にこの問題を解くには、データサイエンス等の分析の観点も非常に重要になります。さらにテクノロジーの活用が必須になるため、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベースなどの観点も重要になります。さらに、ソフトウェア等を活用したUI,UXの観点も避けられません。今後は、分析の方法や上記の要素技術、UI,UXについても触れていきたいと思います。

 

人間中心アプローチ・資源中心アプローチの各フェーズには、語るべき内容が大量に含まれています。今後は、各フェーズの内容を細かく見ていき、パズルのピースを1つ1つ埋めていくように、ビジネス全体像をより明確に描いていきたいと思います。

 

 

カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則

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